オウムアムアの形状が大変なことになる

2017年に発見された「オウムアムア」は、史上初めて観測された太陽系外由来の小天体です。

オウムアムアは既に太陽系から飛び去りつつありますが、限られた期間の記録から、長軸と短軸の比が6~10倍という細長い「葉巻形」をしていると推定されます。

この数字は、既に、太陽系内の既知の天体では見られないほど極端なものです。しかしこの度ハーバード大学のA. Siraj氏とA. Loeb氏がアメリカの天文誌『Reserch Note of The AAS』(RNAAS) に投稿した研究は、実際のオウムアムアの形状はさらに極端かもしれないことを示しています。

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スピッツァー宇宙望遠鏡が系外惑星を観測

ケプラー宇宙望遠鏡の「K2ミッション」で発見された8つの天体について、スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡を用いたフォローアップ観測の結果が報告されています。

この研究では、新たに1つの天体が系外惑星と確認されたほか、既知の惑星もより精度の高い情報が得られました。

以下詳細な解説です(約2800文字)

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連星系は少数派 赤色矮星の大規模調査が明かす

「赤色矮星」とは太陽と比べて質量が軽い恒星(0.07~0.60倍程度)のことです。赤色矮星は暗い天体ですが、個数ベースで銀河系全体の恒星の75%を占めているため、銀河系の実像を知る上で欠かせません。

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観測方法が原因? 惑星系ケプラー9の謎が検証される

近年、太陽系外惑星の観測にTTV法と呼ばれる手法が用いられ始めています。しかしTTV法で推定した惑星の質量が、他の方法で推定した質量と食い違うケースが問題となっています。

この度イタリア・パドバ大学の L. Borsato氏らのチームがarXivで公表した研究は、TTV法で観測されてきた「ケプラー9」系を他の方法で観測し、食い違いの有無とその原因を検証したものです。

過去の研究で「ケプラー9」ではTTV法と他の観測法で惑星質量の推定が食い違うことが問題となっていました。

Borsato氏らの観測の結果、TTV法以外の観測法であってもTTV法と同様の結果が得られることが分かりました。これは「ケプラー9」系の惑星質量の食い違いは、観測方法の問題ではないことを示しています。

以下は詳細な解説です(約2500文字)

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